やっぱり伊藤貫の話は刺激的だ。
近年中国の大国化は著しいがこのまま行けばアメリカの軍事力に30年後に拮抗し東アジアからアメリカを駆逐すると言われている。その30年先を見据えてそれぞれ自国の国益のために米中は30年戦争を辞さないつもりでいるという。それに引き換え日本は数年先の金儲け、特に中国での金儲けのことしか考えていない。あの小さな国、国家予算が鳥取県予算と同等の規模しかない北朝鮮でさえ核兵器を持とうとしているが、我国日本は情けなくも核保有の議論すらもできていない。
伊藤氏の指摘は日本人にとって警鐘であるだけでなく、本当の意味での自虐史観になっている。日本の戦後史を振り返ると自虐的にならざる得ない。国際社会が弱肉強食であるというリアルな世界観に基づいていて、他のどの話よりも腑に落ちてきて納得できると同時に背筋が凍るようでもある。いい加減に対米従属的に振る舞ってきた戦後日本政府を深く反省し、本当の自主防衛能力を獲得し国家として自立すべきと、日本人が目覚めなければ間違いなく日本は消えてなくなるだろう。いやもう遅いのかもしれない。
伊藤氏は言う「アメリカは日本を馬鹿にしている」と…。オバマ前大統領は、1兆ドル(108兆円)の核兵器増産予算をつけておきながら、広島に来て『核兵器の無い世界』などという空々しい演説を平気でやってのける。これは日本に核兵器を持たせない戦略でもあるという。
話はずれるがオバマに関する興味深いエピソードが紹介されている。アメリカ大統領は『大統領暗殺命令』を発して世界の『ならず者』を暗殺している。彼らはデモクラティック・ピース・セオリー等の理屈で正当化しようとするだろうが明らかに国際法違反だ。先日バグダディが暗殺された。ブッシュ・ジュニアは300回発したらしい。しかし驚くなかれオバマは8年間の任期中に3000回の『大統領暗殺命令』を出したとのこと。それは毎週火曜日に出されたためホワイトハウスでは『Terror Tuesday』と呼ばれていたそうである。日本のマスメディアからは窺い知ることのできないオバマの真実の姿である。
是非こちらの動画をご覧頂きたい。(文責YT)
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【令和元年秋 特別対談】伊藤貫氏の警告、パックス・アメリカーナと中華思想の間で摩滅する「商人国家日本」[桜R1/10/26]
米中の圧力を受け続け、より複雑化する国際情勢のなか、令和の新しい時代を迎えた日本に、これからの道標となり得るような達見を伊藤貫氏に伺う特別対談をお送りします。
ゲスト:伊藤貫(国際政治アナリスト)
聞き手:水島総
カテゴリ
ニュースと政治
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